借金依存症になると、借金という問題行動だけではく、うつ病の症状も表れるようになります。
テレビ番組などで、うつ病と呼ばれる病名を聞くことは多いですが、実際に、うつ病の人と接する機会は、なかなかないでしょう。そのため、自分が借金依存症によってうつ病になっていたとしても、気付かないことが多いのです。
今回は、借金依存症によって発症するうつ病に対処するための考え方を解説します。
精神的に不安定になったら借金依存症の発症
借金依存症の方は、どのような理由で、うつ病と呼ばれる病気を発症しているのでしょうか。ずは、借金依存症を発症するとは、どのようなことなのか詳しく説明します。
借金依存症の方というのは、大きく2つの傾向があります。
- 精神的に不安定
- 自分で物事を判断する思慮の欠如
借金依存症の方は、物などを見ると、突然、精神的に不安定になります。一般的な人であれば、物を見ても、常に自分の感覚がそこにあり、感情を自分で操っているという感覚があると思います。
借金依存症の方は、自分の感情を操っているという感覚がありません。この精神的に不安定な状態に、物事を判断する思慮の欠如による問題が発生するため、物を購入するという感情が抑えられなくなるのです。
借金依存症によるうつ病の典型的な例
借金依存症になると、自分の行動に後悔を感じるようになります。物を購入するという行動をやめたいと思っても意思の弱さから、その行動を繰り返してしまうからです。その後悔の思いなどによって、引きこもりがちになり、うつ病を発症します。
うつ病を発症すると、生きることがつらいと感じるようになります。他にも、下記のような問題が発生します。
- 会社に行くことができない
- 人間関係が上手くいかなくなる
- 手順を正しく理解して物事を行いづらくなる
- 将来について、先の見えない感覚になる
上記の症状が出始めると、うつ病の症状によって、借金依存症が解決しづらくなるのです。このような状態を防ぐためには、うつ病を予防する考え方を習得する必要があります。
借金でうつ病になる人が急増中?!
ある人のお話しです。借金を重ねてうつ病になってしまいそうだった!ということ。その人は、ふとしたことから軽い借金をしました。
ほしいものがあったとか、今日必要な交際費とかです。全部で30万ほど借金しました。毎月3万円と金利という返済でした。
でもその返済もあやしくなったので、別の消費者金融から借りて、それを返済に充てていました。両方当然ながら元金は減りません。
金利だけを払い続けている感じに思え、人とあまり接したくもなくなり、皆消えてしまえばいい!と思ったりしました。眠れない日も続き、さらにはカードローンも限度額になっていました。
一括返済するつもりでしたが、なかなか難しくやはり、なんとなくうつ病気味になってきたといいます。
返済が遅延すると当然ながら連絡が来るようになりますが、日々、幻聴として「携帯電話が鳴っているように思える」というのです。
家にも引きこもりがちになりました。
なぜなら最初の頃は毎月のように返済があったのですが、いろいろな消費者金融に借りまくっているうちに、自転車操業的にどこかに借金で払うとどこかに払えない、ということになってきて、最後のところが当然払えないのです。
借金でうつ病にならないためには?
人間というのは、毎日、様々なことを体験して、成長しています。決して、借金まみれの生活をするために、生きているわけではありません。
人間として正しく生きるためには、自分の精神を徹底的に管理していく必要があります。自分の意思が弱くなるからこそ、うつ病などの症状が出てきているわけですから、しっかりとした意識をもって生きることを心がけてみてください。
生きていれば何度失敗してもやり直せるという事実
借金依存症になってしまい大きな借金を抱えてしまったとしても人生が終わるわけではありません。
解決する手段は、たくさんありますし、解決できないということは、絶対にありません。そのため、必要以上に後悔する必要はありません。自分のやってしまった失敗に対して、反省することは、非常に大切です。
しかしながら、必定以上に反省し、そこに立ち止まったとしても過去は変えられませんし、戻ることもできません。だからこそ、次に行うべきことは、どうすれば改善できるのかということを考えるべきなのです。失敗してしまったときは、何度でもこの言葉を思い出しましょう。
「人間は、何度、失敗してもやり直せる」
この言葉を、心の中で思い出し、言葉として発してみてください。非常に大きな効果があります。言葉を有効に利用することができれば、精神力を下げずに済みます。精神力を上げるための努力をしていきましょう。
自分のだけの問題じゃありません!自分のことを大切に思っている人はいる
うつ病になりやすい方は、問題を自分ですべて抱えて込んでしまう傾向があります。
なぜ、このように1人で抱え込んでしまうのか理由を考えてみると、自分には相談する人がいないと考えるからでしょう。
そのような孤独感が、自分のことを気遣う人はいないという考え方につながり、うつ病を発症しているのではないかということが考えられます。この場合、自分のことを愛してくれる人は、存在するということを自覚しましょう。
人間は皆、どこかで繋がっているのです。「自分のことを想ってくれる人は必ずいる」と、心の中で信じて、最後まで生き抜く覚悟を持っていただきたいと思います。
それに、うつ病になりやすい方は、選択肢が様々存在するにも関わらず、自ら見つけようとしません。借金が大きければ、弁護士に相談するというのも、選択肢の1つです。視野が広ければ、問題の解決能力が高くなるため、うつ病を防ぐことができます。
専門家に相談なんかしたことない!分からない!という前に・・・
相談するにも費用がない、こういった場合みなさんパニックになると思います。どこに行けばいいのか?どうにもならないと思えると、うつ病にもなりがちですね。
そういうことになる前に、すべきことがあります。借金でうつ病にならないためにすることって?!答えは専門家に相談することです。いわば、一人で悩まないことです。
繰り返しになりますが、履歴をまず整理して、相談に行ってください。相談時には不可欠です。資料を持参しましょう。
そして専門家に思いきり、「借金でうつ病になりそうです、相談に乗ってください!」と相談しましょう。
また無料相談や24時間メールで対応してくれるアヴァンス法務事務所などの評判の良いところもあります。ぜひ、参考にして、相談してください。
借金で、うつ病になる前に行動してほしいと願っています。お金には代えられないあなたのメンタルです。そしてご家族がいる場合には、何よりあなたのライフプランにも影響します。
今すぐ、相談することをお勧めします。
うつ病予防のまとめ
うつ病になると、下記のような症状が表れます。
- 会社に行くことができない
- 人間関係が上手くいかなくなる
- 手順を正しく理解して物事を行いづらくなる
- 将来について、先の見えない感覚になる
このような症状を発症させないようにするためには、うつ病を予防する考え方を、いつでも思い出せるようにしておきましょう。
- 悪い状況や怠惰なことに流されない思考の管理
- 何度、失敗してもやり直せるという考え方
- 自分のことを大切に思っている人はいるという考え方
- 選択肢を常に広げる考え方
自分の思考を管理し、考え方を工夫するということは、現状を変えるという強い意志があれば、必ずできます。頑張って借金問題を解決していきましょう。